2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ミヒャエル・ハネケ「コード・アンノウン [DVD]」鑑賞。

物語前半で(ほぼ)全登場人物による乱闘シーンが描かれ、その後それぞれは交わることなく平行してエピソードが描かれる。交わることなく終わりに至る。移民や出稼ぎ労働者、他人種への、無知と無理解からくる差別と暴力。冒頭とラストの子供の動作は、コミュ…

ヘルマン・ヘッセ「デミアン (岩波文庫 赤435-5)」読了。

エミイル・ジンクレエルの、聖と俗をめぐる魂の彷徨。

ヘルマン・ヘッセ「車輪の下 (岩波文庫)」読了。

青春の挫折。

エルンスト・ライズィ「意味と構造 (講談社学術文庫)」読了。

原題は「語内容 − そのドイツ語と英語における構造」。語の詳細な意味と、その使用が許される条件=場を詳細に、微視的に検討し分類してゆく。内容が細かすぎて若干退屈なくだりもあるが。ドイツ語や英語を勉強中な人にも、さらには詩の読解にも使える。三章…

内橋和久@ロジウラのマタハリ。

本日はギターソロのみでダクソフォンはなし。

トーマス・マン「トニオ・クレエゲル (岩波文庫)」読了。

芸術家としての価値観と市民生活(への軽蔑と憧憬)との葛藤を描いた、著者の自伝的小説。かつて大正〜昭和初期にかけて日本のインテリに広く読まれたそうな。ストーリー的には「ヴェニスに死す」との対比も。この時点で既に男色癖があったらしいことも読み取…

トーマス・マン「魔の山〈上〉 (岩波文庫)・魔の山〈下〉 (岩波文庫)」読了。