エルンスト・ライズィ「意味と構造 (講談社学術文庫)」読了。

原題は「語内容 − そのドイツ語と英語における構造」。語の詳細な意味と、その使用が許される条件=場を詳細に、微視的に検討し分類してゆく。内容が細かすぎて若干退屈なくだりもあるが。ドイツ語や英語を勉強中な人にも、さらには詩の読解にも使える。三章の「間接隠喩」あたりは論文というよりも文学的な意味で白眉、もうこの文章自体が一つの詩である。