Film

ミヒャエル・ハネケ「コード・アンノウン [DVD]」鑑賞。

物語前半で(ほぼ)全登場人物による乱闘シーンが描かれ、その後それぞれは交わることなく平行してエピソードが描かれる。交わることなく終わりに至る。移民や出稼ぎ労働者、他人種への、無知と無理解からくる差別と暴力。冒頭とラストの子供の動作は、コミュ…

「松本俊夫〜映像のアヴァンギャルド」@愛知芸術文化センター

引き続き。 『エクスタシス』1969年、10分 『メタスタシス 新陳代謝』1971年、8分 『エクスパンション 拡張』1972年、14分 『モナ・リザ』1973年、3分 『アンディ・ウォーホル:複々製』1974年、23分 『気配』1990年、20分 『ディシミュレーション 偽装』199…

「松本俊夫〜映像のアヴァンギャルド」@愛知芸術文化センター

今日の上映で見たのは以下のプログラム。 『フライ 飛ぶ』1974年、9分 『ファントム 幻妄』1975年、10分 『ホワイトホール』1979年、7分 『コネクション』1981年、10分 『リレーション 関係』1982年、10分 『シフト 断層』1982年、9分 『スウェイ 揺らぎ』19…

フィリップ・ガレル「彷徨う心」鑑賞。

ロバート・アルトマン「ボウイ&キーチ [DVD]」鑑賞。

スタンリー・キューブリック「バリー・リンドン [DVD]」鑑賞。

マジッド・マジディ「少女の髪どめ [DVD]」鑑賞。

フリッツ・ラング「無頼の谷」鑑賞。

寺山修司「田園に死す [DVD]」鑑賞。

ルイ・マル「ルシアンの青春 [DVD]」鑑賞。

寺山修司「書を捨てよ町へ出よう [DVD]」鑑賞。

キューブリック「時計じかけのオレンジ [DVD]」鑑賞。

「強者と弱者が反転する」とはこういうことか、と激しく納得した次第。「一般市民の安全」だの「セキュリティ」なる偽善的概念を公権力が大っぴらに喧伝し、政治的なキャンペーンに利用するこのご時世だからこそ、とてもアクチュアルな作品だと感じました。

ムルナウ「吸血鬼ノスフェラトゥ [DVD]」鑑賞。

Art Zoidの後付け音楽も愉しい。

タルコフスキー「僕の村は戦場だった [DVD]」鑑賞。

ソクーロフ「太陽」鑑賞@シネマスコーレ。

ロッセリーニ「殺人カメラ [DVD]」鑑賞。

魔法のカメラ(?)を使ってバッタバッタと「悪人」を殺してゆく写真屋チェレスティーノ。善悪の相対主義。

ケン・ローチ「ケス」鑑賞。

学校でも、家でも、そして未来にも一縷の望みも持てなくて、というかむしろ未来なんて存在しないかのように思えて、そんな絶望的な生活の中の、ほんの一瞬の、束の間の希望。

ニール・ジョーダン「マイケル・コリンズ 特別版 [DVD]」鑑賞。

かなり金と手間のかかった所謂スペクタクル映画だが、アイルランド史入門編として興味深く観た(史実と異なると言う議論は色々とあるようだが)。

ルイ・マル「アトランティック・シティ [DVD]」鑑賞。

ダメな人たちのヒューマンドラマ…という感じで若干イライラしつつ。

ルイ・マル「ブラック・ムーン [DVD]」鑑賞。

「不思議の国のアリス」というよりは、もっと悪夢的な、「夢十夜」的な。表象が表れては消え、とりとめのないシュールレアリスム的な世界。「世にも怪奇な物語」の世界観に近いかなぁ。

キューブリック「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を・愛する・ようになったか [DVD]」鑑賞。

米ソの冷戦なんてもう随分と過去のことだけど、戦争の脅威・核の脅威は依然いやむしろ今だからこそ。なんてクソ真面目に言ってられないような、笑いつつ笑えないブラック・ユーモアが満載、オチ最強。

J.L.ゴダール「軽蔑 [DVD]」鑑賞。

映画作家と製作者との断絶、夫婦間での断絶。前者は言語の違いとあやふやな通訳により一層深められる。後者は、ロッセリーニ「イタリア旅行 [DVD]」を引くも、一転 悲劇的な結末を迎える。

ヴィットリオ・デ・シーカ「靴みがき [DVD]」を見た。

監獄内でのデモ暴動が、とてもかなしい。

ロベルト・ロッセリーニ「不安 [DVD]」を見た。

想像していなかった展開にびっくり(配偶者は予想していたようだが…)。ラストシーンが「?」。

「世にも怪奇な物語 [DVD]」を後半だけ見た。

フェリーニによる第3話「悪魔の首飾り」が白眉。だが所用により結末だけ見れず。

ロッセリーニ「イタリア旅行 [DVD]」を見る。

ヴェンダース「ニックス・ムービー ― 水上の稲妻 [DVD]」を見た。

今池Tokuzoにて、『赤軍-PFLP 世界戦争宣言』を観る。

その年代を知らない者としては、まぁ正直言って時代モノですなぁというのが正直なところ。が、後半の重信房子ロングインタビューは圧巻。何度か流れるインターナショナルは何語バージョンなんだろ? 引き続き、若松孝二・足立正生の対談。若松氏は直情型・安…

是枝裕和 監督『誰も知らない』観賞。

昨年、スカパーで録画したものをようやく。明は、あのとき悪友の誘いに乗ってしまう方が、より「あり得る」のじゃないかと、思った。でも、そうだったとしても、行き着く先はきっと同じだったかもしれない。 誰も〜の後に、「星になった少年」の柳楽くんイン…

エイアル・シヴァン『スペシャリスト?自覚なき殺戮者? [DVD]』観賞。

第2次世界大戦下、ナチスでユダヤ人の強制移送を担当したアイヒマンの裁判を記録した貴重な映像を、再構成・音響処理したもの。「命令に従っただけ」「管轄職務ではない」など飽くまで受動的な態度を固持しようとする被告は、日本での日常でもよく見られる光…