Film
物語前半で(ほぼ)全登場人物による乱闘シーンが描かれ、その後それぞれは交わることなく平行してエピソードが描かれる。交わることなく終わりに至る。移民や出稼ぎ労働者、他人種への、無知と無理解からくる差別と暴力。冒頭とラストの子供の動作は、コミュ…
引き続き。 『エクスタシス』1969年、10分 『メタスタシス 新陳代謝』1971年、8分 『エクスパンション 拡張』1972年、14分 『モナ・リザ』1973年、3分 『アンディ・ウォーホル:複々製』1974年、23分 『気配』1990年、20分 『ディシミュレーション 偽装』199…
今日の上映で見たのは以下のプログラム。 『フライ 飛ぶ』1974年、9分 『ファントム 幻妄』1975年、10分 『ホワイトホール』1979年、7分 『コネクション』1981年、10分 『リレーション 関係』1982年、10分 『シフト 断層』1982年、9分 『スウェイ 揺らぎ』19…
「強者と弱者が反転する」とはこういうことか、と激しく納得した次第。「一般市民の安全」だの「セキュリティ」なる偽善的概念を公権力が大っぴらに喧伝し、政治的なキャンペーンに利用するこのご時世だからこそ、とてもアクチュアルな作品だと感じました。
Art Zoidの後付け音楽も愉しい。
魔法のカメラ(?)を使ってバッタバッタと「悪人」を殺してゆく写真屋チェレスティーノ。善悪の相対主義。
学校でも、家でも、そして未来にも一縷の望みも持てなくて、というかむしろ未来なんて存在しないかのように思えて、そんな絶望的な生活の中の、ほんの一瞬の、束の間の希望。
かなり金と手間のかかった所謂スペクタクル映画だが、アイルランド史入門編として興味深く観た(史実と異なると言う議論は色々とあるようだが)。
ダメな人たちのヒューマンドラマ…という感じで若干イライラしつつ。
「不思議の国のアリス」というよりは、もっと悪夢的な、「夢十夜」的な。表象が表れては消え、とりとめのないシュールレアリスム的な世界。「世にも怪奇な物語」の世界観に近いかなぁ。
米ソの冷戦なんてもう随分と過去のことだけど、戦争の脅威・核の脅威は依然いやむしろ今だからこそ。なんてクソ真面目に言ってられないような、笑いつつ笑えないブラック・ユーモアが満載、オチ最強。
映画作家と製作者との断絶、夫婦間での断絶。前者は言語の違いとあやふやな通訳により一層深められる。後者は、ロッセリーニ「イタリア旅行 [DVD]」を引くも、一転 悲劇的な結末を迎える。
監獄内でのデモ暴動が、とてもかなしい。
想像していなかった展開にびっくり(配偶者は予想していたようだが…)。ラストシーンが「?」。
フェリーニによる第3話「悪魔の首飾り」が白眉。だが所用により結末だけ見れず。
その年代を知らない者としては、まぁ正直言って時代モノですなぁというのが正直なところ。が、後半の重信房子ロングインタビューは圧巻。何度か流れるインターナショナルは何語バージョンなんだろ? 引き続き、若松孝二・足立正生の対談。若松氏は直情型・安…
昨年、スカパーで録画したものをようやく。明は、あのとき悪友の誘いに乗ってしまう方が、より「あり得る」のじゃないかと、思った。でも、そうだったとしても、行き着く先はきっと同じだったかもしれない。 誰も〜の後に、「星になった少年」の柳楽くんイン…
第2次世界大戦下、ナチスでユダヤ人の強制移送を担当したアイヒマンの裁判を記録した貴重な映像を、再構成・音響処理したもの。「命令に従っただけ」「管轄職務ではない」など飽くまで受動的な態度を固持しようとする被告は、日本での日常でもよく見られる光…