幸徳秋水『帝国主義 (岩波文庫)』読了。

20世紀前半辺りまでの欧米列強の帝国主義について、その成り立ちを愛国主義軍国主義とを由来として論じる。愛国主義軍国主義…となると、さすがにアクチュアリティはないなぁーなどと思いつつ読み進めるも、否、これはまさに現代のアメリカのことではないか、と。幸徳の固っ苦しい漢文調の文章は、大変読みづらくもある反面 背筋が伸びる思い。

帝国主義 (岩波文庫)

帝国主義 (岩波文庫)