そうか。ブントとヴントは違うのか。

ルイ・マル『鬼火』を鑑賞。「生きることは屈辱だ」「生命とは奇妙だ」
生活への倦怠。厭世。迷走の末の、分かりすぎるほどよく分かる結末。

ドストエフスキー『作家の日記(5)』(ちくま学芸文庫)には、あの「裁判所の
架空の訓示」が収録されている。興味のある方はどうぞ。絶版だが。
つーか谷口さん、この退屈な書物を少なくとも5巻まで読んだのか!全6巻だから
きっと全部読んだんだろーなー。と妄想を逞しくしてみる。

エレカシ。「真夜中のヒーロー」はプレ「ガストロンジャー」、「旅の途中」は
プレ「武蔵野」。と言い切ってしまうのは余りに乱暴だ。が、ポニーキャニオン
時代の3枚のアルバムになく、現在の彼(ら)にはある「何か」の萌芽をこの
シングルに見て取ることができるのは確かである…、今にして思えば。
「石橋たたいて八十年」の「平壌…」というところを聴いてハッとしてみたり。