2007年9月〜10月に読んだ本

エレファントカシマシ@ダイヤモンドホールに行ってきた。

1. DEAD OR ALIVE
2. 今はここが真ん中さ!
3. さよならパーティー
4. 四月の風
5. 風に吹かれて
6. 笑顔の未来へ
7. リッスントゥザミュージック
8. こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
9. starting over
10. 悲しみの果て
11.翳りゆく部屋
12. 風
13. FLYER
14. ガストロンジャー
15. 俺たちの明日
16. 桜の花、舞い上がる道を
E1. so many people

9〜12の出来が素晴らしく、思わず無意識に拍手してしまった。しかし13以降がいまいちの出来。「FLYER」は好きな曲だけに残念。ツアー初日なので仕方ないか。アンコールは1回。個人的には「これをこのまま続けてもなぁ…」という気はしていたので納得。ライブの楽しみ方という点で、自分も少し変わったというか大人になったなぁとは思った。

クリップ。というか

東大、京大、北大、広大の教師が新入生にオススメする100冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
興味深いし参考にもするんだけど、日本文化の書籍がほとんどない。という辺りは、日本の高等教育の縮図というべきか。

蔦谷好位置氏。

エレカシ『Starting Over』のプロデュースをしているヒトだが、ときどきめっちゃブルージーなピアノのフレーズが入ったりして気になる。と思ったらヴァン・ダイク・パークスとか聴いてんの、シブイなぁ。と思ったらチャラの曲とかもやってんのね、ますます気になる。と思ったら同い年でやんの。軽くヘコむナナロク世代。
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STARTING OVER

STARTING OVER

新譜聴いた。

何年に一度か、こういう爆発がある。そういうバンド。というかそういうヒト。
で、強烈なのが「翳りゆく部屋」。荒井由実のカバー。楽曲としての完成度・クオリティがずば抜けてて、ある意味ちょと哀しい。
で、「翳りゆく部屋」。歌詞のプロットとしては表面的に見ると恋人との別れというのがあって、けど宮本が言いたいこととしては「わたしが今死んでも」のとこだけと仮定してみると、「死」のモチーフ自体 古くは「羨ましきはカラスどもに我が肉えやと言いたる詩人」から最近の「死ぬのかい?オレは」等々あるわけだが、ここまでのメランコリーが表現されたことは、思いつくところで、ちょっと、ない。ような気がする。基本的には、認識としてはロマンティシズムのバンド(というかヒト)だと思ってたところに、この曲。思えば「風」とか『ライフ』中の何曲かもその路線と言えなくもないが、それもまた、ここへと至る伏線だったとか言ってみたりもできなくもないかも(放言)。嘗てのテーマとしての「死」は、ある種ロマンティシズムの行き着く先みたいなとこがあったわけで、近年のそれはどちらかというとよりリアリズムというか、まぁ、年齢のせいかな、とか思ったりもする。
で、全体的には、自由にやってるなぁ感がある。楽しんで音楽を作ってるっぽいというか。カバー曲入れちゃうのもそう言う意味で自由。けど弾け感・爆発の裏には漆黒の闇みたいな。結局のところ全編、通奏低音としてのメランコリーがあるとも言える。
「俺たちの明日」PVのディレクターズカットは、まあ、そうだよね、これもまぁありかな、ありなんじゃない?と。楽曲のイメージから予想できる範囲といえばそう。ただ、逃避させてくれないという意味で居心地の悪さは見てると結構ある。
ま、いい曲満載ですみなさんきいてください(書き疲れたのでこんなまとめ)。

STARTING OVER(初回盤)(DVD付)

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あ、と、思い出したのでちょとだけ。先日の「Music Lovers」で、「エレファントカシマシとは○○なバンドである」との問いに対して宮本「『いき』なバンド」と答えてたけど、これはやっぱり江戸文化への憧憬から来てるんだろうなぁとかぼんやりと夢想。これが関西圏とくに京都だと「いき」ではなく「粋(すい)」だったりするわけで。

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫)

テレビのちからってすごい。

と、"Music Lovers" 明けてブログ見渡して思う。はてなRSSエレカシをキーワードにしてみたら、まぁ色んなエントリがあがってくるわくるわ…何度目かの春なのかなぁ。個人的には、今のエレカシは露出が多すぎてフォローしきれぬ。というのはオッサンの意見であり、まぁフォローする必要もまったくないのだが。現状、音楽的には文句なしなので。下がり調子のときの方がインタビューは読んでて面白い。などと言うてみる。