ユリイカ菊地成孔特集。手に取って、少し立ち読みして、棚に戻した。菊地成孔は、聴けばもう間違いなくハマるに決まっていると自分でも分かっているのだが、しかし、というかだからこそ、手を出せずにいる音楽家のうちの一人。実際ティポグラフィカは大好きで、全アルバムを狂ったように聴き続けた時期があった。が、彼自身というよりも、そのファンに抵抗を感じてしまうと言うか、端的に言ってしまうと近寄りたくないと言うか仲良くなりたくないと言うか、その同類になりたくないと言うか。同様の理由でフィッシュマンズも未聴。所謂「オシャレさん」達が聴く音楽と言うイメージがあり、ケッってなもんで。というわけで何の因果か、全然オシャレでも知的でもないドイツロックの暗く長い道に踏み入れたわけで(なんのこっちゃ)。