トルストイ「生命について (集英社文庫)」読了。

近代化学批判と(プレ・)フッサール現象学ライクな自我論からスタートし、死の無意味性と時空を超越した生命とについて語る、著者晩年の作品。これでもかこれでもかと独自の生命論を展開して行く様は、却って著者のエゴの強さを感じさせもする。