マルコムX/アレックス・ヘイリィ『マルコムX自伝』読了。

ハスラーや麻薬の売人を経て、イスラム教の導師となるに至ったマルコムXの自伝。十年ほど前にスパイク・リーによって映画化されたときにブームになったので、それを今になって読んでいるためちょっと気恥ずかしかったりも(特に通勤中の電車の中で)。しかし実際のところこれは大変な書物で、恥ずかしがっている場合ではもちろんなく、それは米国の人種差別問題に限ったものではなく、広く社会思想・社会運動の重要な側面として読み進めた。

マルコムX自伝

マルコムX自伝