廣松渉『哲学入門一歩前 〜モノからコトへ〜』読了。

量子論相対性理論を通して、主客概念や存在論を概説。入門というのに十全の内容。言葉の難しさ、言い回しの硬さが心地よい。が、現象学批判の下りでは、個人的なフッサール理解と食い違う部分も。まぁ確かにフッサールって、他我論は弱いとこあるよな。けどこの本自体も判断論に時間概念が入り込んでいたりという「?」な部分もある。まぁ入門ってことで。