春といえば花見と自殺。

名城公園に花見に行った。城近辺に来るのはもう4年ぶり、意図的に来たという
意味では10年ぶり以上だと思われる。花見と言っても単に公園とお堀の周りを
しばらく歩いただけではあるが。

昨日、テレビで芸能人の闘病についての番組をやっていて、その中で「毎年
この時期になると死にたくなる」という話をしていた人がいた。確かに、春に
なると死にたくなる気持ちは良く分かる。実際この季節は自殺も多いらしい。
強く明るくなる陽射し、みるみる鮮やかになる緑の瑞々しさ、その生命の力に
圧倒されて精神がしぼんでゆく感覚は、自分も毎年感じているところである。

と、そんなことを考えながら春の公園をぶらりぶらりと歩いた。

その後、パルコ(ブックセンター、タワー)→花屋→モンキーフリップ→ロフト
(ウォレスとグルミットのグッズコーナー、紀伊国屋ヤマギワ)→花屋三越
(まつおか、C3)と周って帰宅。まつおかのお惣菜、C3のケーキは
とても美味しかった。

以下、購入。

フラワーカンパニーズ『発熱の男』(トラッシュレコーズ)[->Amazon]
Eric DolphyFar Cry』(Prestige)[->Amazon]
Ryoji Ikeda『op.』(Touch)[->Amazon]
大友良英・杉本拓・Sachiko M『孤高』(Out One)[->Amazon]

ドルフィーは、他アルバムに収録されている曲もあるが、その疾走感と叙情感
は段違いにこちらの方が上。フレディー・ハバードの演奏も天才的。
池田亮二は意外にもアコースティック。ストリングスによる新作。が、その
透明感と冷徹さはいつもの彼である。

フラカンと孤高は未聴。フラカンは先行シングル曲を含む新作。孤高は
フィリップ・ガレルの映画の、架空のサウンドトラック。