ラーゲルクヴィスト『バラバ』読了。

「分かってしまった」ことはとても退屈である。「分からない」とは、何て
素敵なことだろう。分からないことの多い世界が好きだ。と言うことはつまり
分かり易い米国大統領のような存在は悪である。

ラーゲルクヴィスト『バラバ』(岩波文庫)読了。尾崎義 訳。[->Amazon]
先月読んだ『巫女』の前作に当たる。キリストの代わりに磔刑を放免され、
数奇な運命を生きた男、バラバの物語。これも凄い。感想は特にない。
もっと他にも邦訳はないのか。