こんな爺になりたいかどうかは別として。

ゴダール『女は女である』を観に行く予定であったのだが、朝 配偶者と
もめてしまい、急遽一人で家に残ることに。時間があったので昼寝をしたり
ネットしたり洗濯したり。鶴見俊輔 監修『ノーム・チョムスキー』(リトル・モア)
を読んだり。映画に収録された講演・インタビュー+アルファ的な内容。

チョムスキーの、70歳を過ぎても「長いものに巻かれ」ない姿勢にはただ
ただ脱帽するばかり。しかし、彼の言う内容をすべて鵜呑みにしても良い
ものなのか。自分で調べる、自分で読む、自分で情報を集める、そして
何よりも自分で考えることの大切さをあらためて痛感するのである。

昨日の日記に「アメリカどうなの?的活動・思想」うんぬんと書いたのだが、
よくよく本を読んでみると(そして映画の内容を思い起こしてみると)
チョムスキーは何も「米国だけが悪」的なことを言っているわけではなく、
権力の横暴について批判しているのである。いやー、権力って、政府って、
隠蔽工作って怖いですね。

読みかけ本を中断して、予め買ってあった別のチョムスキー本を読もうかな。
そういえば、その読みかけ本についてネットで調べていたら、昨年末に
ストローブ=ユイレの上映会で講演をした兼子先生が翻訳しているマラルメ
を発見。エートル叢書のシリーズはなかなか良いなぁ。

A.K. Klosowski/Pyrolator『Home Taping Is Killing Music』
Vladimir Chekasin『Second Siberian Concert』

かねてより念願の「風呂の蓋洗い」を敢行。ピロレーターって、名前が
面白いよなー。配偶者が帰ってきて、一緒に外食。渋めのビデオ3本を
借りた。仲直り?できたかな?